オンライントレード

システムトレードに必要なテクニカル分析

システムトレードに必要なテクニカル分析

売買ルールを構築する

テクニカル解説 システムトレードに必要なテクニカル分析 ストキャスティクスは、「売られ過ぎ、買われ過ぎ」を判断する逆張りのテクニカルチャートです。
数値は0%~100%の間をとり、100%に近づくほど買われ過ぎ、0%に近づくほど売られ過ぎと判断します。売買ポイントは、%Kと%Dという2本の線がクロスした時に売買をするのが基本となります。また、70~80%付近で%Kが%Dを上から下へクロスした時、20~30%付近で%Kが%Dを下から上へクロスした時ほど信頼性が高いと言えます。
このような考え方から、この売買ルールでは、「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」水準で、%Kと%Dのクロスが発生した時に売買を行う条件を設定しています。

テクニカル解説 この売買ルールでは、ボリンジャーバンドとRSIの二種類の指標を設定しています。異なる特徴を持つ指標を組み合わせることで「騙し」を少なくすることが目的です。
ボリンジャーバンドは、「そろそろ下げ止まる」「そろそろ反落する」といったポイントを探す時に適しています。統計学的には、正規分布において標準偏差をとった場合、「-2σ」~「+2σ」の間に値が存在する確率は95.5%とされており、下がり(上がり)過ぎた値段は再び -2σ(+2σ)内へ戻ると考えます。これを利用し、価格がアッパーバンド2(+2σ)と交差したときに売り、ロワーバンド2(-2σ)と交差したときに買いとする、平均値への回帰を前提とした逆張り戦略です。
価格が2σ内で変動する確率が約95%ですから、理論的には価格は2σの範囲に収まることが通常であり、2σを越えるということは、過去の値動きから見て「異常な価格」であり、いずれ修正されるという考え方です。
RSIは、「売られ過ぎ、買われ過ぎ」を判断する指標で、RSIが70~80%以上で買われ過ぎ、30~20%以下で売られ過ぎと判断します。
以上2つの指標の特徴を使って、この売買ルールでは、RSIが「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」水準にあるときに、値段がボリンジャーバンドの上下のバンド2(±2σ)を抜けた時にそろそろ相場は反転すると考え、売買条件を設定しています。

売買ルールを選ぶポイント

■POINT.1 「最大ドローダウン」でリスクを最小限に抑える

シミュレーションの結果から、売買ルールを選ぶ時の重要な評価基準のひとつに「最大ドローダウン」があります。 最大ドローダウンとは、最高純資産から最も損失が大きかったところまでの下落率を表します。
この値は、過去の一定期間の最も下落したところを表わしますが、検証期間を変えた場合、 最大ドローダウンも変わります。従って、検証期間を変えても最大ドローダウンが比較的低く、安定しているものを選ぶことが重要なポイントです。
また、予め最大ドローダウンに耐えられるくらいの資金を用意しておくことも必要です。

■POINT.2 着実に利益を出すためには、ある程度の取引期間が必要

■POINT.3 シミュレーションでの一時的な資産の落ち込みは「理由」を調べる

シストレでは、経済指標発表時など相場が急変動する際などにはテクニカルチャートが有効に反応せず、結果、資産が落ち込んでしまうといった弱点もあります。
しかしながら、シミュレーション期間に着実に利益を出している売買ルールが一時的に資産が落ち込んでいる期間がある場合は、その理由を確認することが重要です。
資産が落ち込んでしまった理由がはっきりしていれば、その売買ルールの信頼性は高いと考えられるからです。

システムトレードでのテクニカル分析。利用方法と種類を解説

システムトレードと聞くと、MT4を使ってFXトレードをイメージされる方も多いかと思います。
日本で個人投資家が行えるシステムトレードはあまり多くなく、FXをMT4でというものが多くの人が行っている投資手法なので、システムトレードと言えばMT4という方も多いでしょう。
実際には個人で行えるシステムトレードは他にもあります。
特に、仮想通貨取引がより一般的になってからシステムトレードの裾野が大きく広がりました。
大抵の仮想通貨取引所は外部から注文処理等を受け付けられるAPIを用意しており、これを用いれば個人投資家でも十分にシステムトレードを行うことが可能です。
特に各仮想通貨取引所ごとに相場が存在するために、ビットコインに価格差が生じます。
この価格差を狙った裁定取引をシステムトレードで行うという手法が流行りました。
この裁定取引では、価格差を検知すれば売買を行うという手法のためテクニカル分析は必要としません。
このようにシステムトレードだからと言って必ずテクニカル分析が用いられることはありません。

ただし、テクニカル分析とシステムトレードの相性が良いのは事実です。
テクニカル分析は直近の価格の値動きから、今後の値動きの傾向を探るものです。
もしくは、現在の価格がどのような傾向にあるのか(買われ過ぎや売られ過ぎなど)を算出するものです。
システムトレードは、あらかじめどのような取引を行うかを仕込んでおく必要があります。
売買を行う仕組みをプログラムを駆使して構築すると言い換えてもいいかもしれません。
この仕組みを構築するには、トレードを行う条件をルール化していく必要があります。
このルール化を行うことにテクニカル分析は適しているのです。

例えば、FXで上昇トレンドがある場合に買いを入れたいとします。
しかし仕事が忙しくてずっと相場を見ている訳にはいかない状態です。
システムトレードであれば、昼夜関係なくプログラムが自動で動いてくれるため、相場に張り付いている必要はありません。
そこで、上昇トレンドを検知したタイミングで買いを入れるプログラムを仕込んでおくことにします。
この場合に「上昇トレンドを検知した」というのをどう表現するかということが問題になります。
ここで登場するのがテクニカル分析です。
「上昇トレンド」ということは直近で価格が上昇を続けているということです。
移動平均線を用いれば、上昇傾向にあるのか、あるいは下降傾向にあるのかというように最近の価格変動の傾向が分かります。
このようにトレードのルール化を行っていく際によく使われるのがテクニカル分析だということなのです。

トレンド系テクニカル指標は、相場が上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかのトレンドを計測して、そのトレンドの方向にエントリーする際に使用するものです。
オシレーター系テクニカル指標は、買われ過ぎや売られ過ぎを計測して買われ過ぎていたら下がるだろうと予想して売りを入れて、売られ過ぎの場合はその逆という取引に使用するものです。
現在がトレンド相場にあるのか、逆にレンジ相場にあるのかを判断し現在の相場状況に合わせてテクニカル指標を使用することが多いです。
移動平均線などは短期・中期・長期移動平均線等、複数の移動平均線を組み合わせることで相場状況を確認するためにも使用することができます。

・トレンド系テクニカル指標
移動平均線
グランビルの法則
ボリンジャーバンド
一目均衡表
エンベロープ
エリオット波動理論

・オシレーター系テクニカル指標
モメンタム
移動平均線乖離率
RSI
RCI
サイコロジカルライン
ストキャスティクス
MACD
DMI
ピボット

どれを使えばよいのかについては、それぞれの指標がどのような数値をどのように集計しているのかを見るようにしましょう。
トレードシステムを構築する際に売買ルールを設定しますが、そのルールにマッチしたテクニカル指標を選択するようにしましょう。
トレンドに合わせてエントリーしたければトレンド系テクニカル指標を使用することになりますし、レンジ相場で天井や底を捉えてエントリーしたければオシレーター系テクニカル指標を使用することになるでしょう。

FXのシステムトレードのように価格変動を捉えて売買を行うトレードシステムにはテクニカル指標は不可欠です。
どれを使用するかは設定する売買ルールからマッチしたものを選ぶことが大切です。
テクニカル指標のそれぞれの特徴を理解した上でテクニカル分析を行うようにしたいものです。

FXのテクニカル分析とは?初心者におすすめの手法と注意点

【取引に関する注意事項】
■店頭外国為替証拠金取引「みんなのFX」「みんなのシストレ」、店頭外国為替オプション取引「みんなのオプション」及び店頭暗号資産証拠金取引「みんなのコイン」は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動等により損失が生ずる場合がございます。お取引にあたっては契約締結前交付書面及び約款を十分にご理解頂き、ご自身の責任と判断にてお願いいたします。
■みんなのFX、みんなのシストレにおける個人のお客様の証拠金必要額は、各通貨のレートを基に、お取引額の4%(レバレッジ25倍)となります。ただし、トルコリラ/円及びロシアルーブル/円においてはお取引額の10%(レバレッジ10倍)となります。法人のお客様の証拠金必要額は、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額又は当該為替リスク想定比率以上で当社が別途定める為替リスク想定比率を乗じて得た額となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第 117 条第 27 項第 1 号に規定される定量的計算モデルを用い算出されるものです。
■みんなのコインにおける証拠金必要額は、各暗号資産の価格を基に、個人のお客様、法人のお客様ともにお取引額の50%(レバレッジ2倍)となります。
■みんなのFX、みんなのシストレ、みんなのコインはレバレッジの効果により預託する証拠金の額以上の取引が可能となりますが、預託した証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがございます。
■みんなのFX、みんなのシストレ、みんなのオプション、みんなのコインの取引手数料及び口座管理費は無料です。ただし、みんなのコインにおいて建玉を翌日まで持ち越した場合、別途建玉管理料が発生します。
■みんなのシストレの投資助言報酬は片道0.2Pips(税込)でありスプレッドに含まれております。
■みんなのFX、みんなのシストレにおけるスワップポイントは金利情勢等に応じて日々変化するため、受取又は支払の金額が変動したり、受け払いの方向が逆転する可能性がございます。
■みんなのFX、みんなのシストレ、みんなのコインにおいて当社が提示する売付価格と買付価格には価格差(スプレッド)がございます。お客様の約定結果による実質的なスプレッドは当社が広告で表示しているスプレッドと必ずしも合致しない場合もございます。お取引に際して、当社が広告で表示しているスプレッドを保証するものではありません。
■みんなのFX、みんなのシストレ、みんなのコインにおけるロスカットルールは、必ずしもお客様の損失を限定するものではなく、相場変動等により、預託した証拠金以上の損失が発生するおそれがございます。
■みんなのオプションは満期時刻が到来すると自動行使されるヨーロピアンタイプのバイナリーオプション取引です。オプション料を支払うことで将来の一定の権利を購入する取引であることから、その権利が消滅した場合、支払ったオプション料の全額を失うこととなります。購入価格と売却価格は変動します。1Lotあたりの最大価格は、購入の場合990円、売却の場合1,000円です。オプション購入後の注文取消は行う事ができませんが、取引可能期間であれば売却は可能です。ただし、売却価格と購入価格には価格差(スプレッド)があり、売却時に損失を被る可能性があります。相場の変動により当社が提示する購入価格よりもお客様に不利な価格で購入が成立する場合があります。また当社の負うリスクの度合いによっては注文の一部もしくは全部を受け付けられない場合がございます。
■暗号資産は本邦通貨または外国通貨ではありません。法定通貨とは異なり、特定の国等によりその価値が保証されているものではなく、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。

日本証券業協会

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会:日本証券業協会 一般社団法人 金融先物取引業協会 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 日本暗号資産取引業協会 日本投資者保護基金
FX・バイナリーオプション・システムトレードなら、「みんエフ」でお馴染みのみんなのFX!みんなのFXは、トレイダーズホールディングス株式会社(スタンダード市場上場8704)の100%子会社であるトレイダーズ証券株式会社が運営しています。

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。

「システムトレード」とは?メリットやデメリット、注意点などをわかりやすく解説!

日本での投資家の増加や、FXの発展などにより「システムトレード」という言葉を目にする機会が多くなってきました。
「投資に興味はあるけれど、自分で行うのは腰が重い、難しそう…」と考えるには、自分で売買判断を行わないシステムトレードは、非常に魅力的なものに見えるかもしれません。
しかし、世の中にはそんな甘い話ばかりははずがありません。実際には価値がないシステムトレードも出回っていることもあれば、せっかく素晴らしいシステムトレードを使用しても、使い方を間違えればせっかくのシステムが台無しです。初めて投資を行うことに適していることは間違いありませんが、しっかりとした知識が必要なことも間違いないのです。
ここでは、「システムトレード」の特徴やメリット、デメリット、実践するうえでの注意点などを、わかりやすく解説します。

「システムトレード」とは?わかりやすく解説

システムトレード

システムトレードとは、一定の決めたルールに沿って、機械的・継続的に売買を行う手法のこと です。「シストレ」とも略され、システムトレードを行う人を「システムトレーダー」という場合もあります。システムトレードは、テクニカル分析などを中心に 「この条件を満たしたら買い、この条件を満たしたら売り」というように、取引が明確にルール化されています 。そのルールを設定し、自動で売買するシステムトレードもあれば、そのルールにのっとって、自分で注文を行うシステムも存在します。

システムトレードは、「過去このルールで売買を繰り返すことで、このくらいの利益を得ることができる」という考えからできています。株価の動きから、統計上利益を上げることができる可能性が高い動き探し、その条件の時の売買を繰り返すことで中長期的に資産を増やしていくルールを探し、それを実践していく売買です。言い換えれば、その売買の条件に関係ないものは、ファンダメンタル分析やテクニカル分析関わらず、一切売買に考慮する必要はありません。

☝自己裁量トレードの対義語に該当する

自分自身の判断で売買を行うことを、自己裁量トレードいいます 。いわば、通常の取引ですが、ルールのみに従うシステムトレードと比較すると、リアルタイムでその場に応じて取引を判断することになります。対してシステムトレードは、この「判断」の部分を自分自身で行わなくてもいい運用方法ということができます。

システムトレードのメリットとデメリット

メリット・デメリット

ここまで、システムトレードの概要について説明してきましたが、メリットもあれば、デメリットもあり、それぞれをしっかりと把握しておくことで、システムトレードを選ぶとき・実践するときに、様々な合理的な判断を行うことが可能になります。ここでは、「システムトレード」の一般的なメリットやデメリットについて解説していきます。

☝システムトレードのメリット

システムトレードの最大のメリットは、 「ルールにのっとった売買しか行わない」 システムトレードに必要なテクニカル分析 ことから生まれます。自分の判断や感情に、売買結果やタイミングが左右されないことが、大きなメリットへとつながっているのです。それでは、システムトレードのメリットについてみてきましょう。

①売買結果が個人の感情や予想に左右されない

システムトレードの大きなメリットの1つとして 「感情や予想に左右されない」 ことがあげられます。

自己裁量でトレードを行っていると、何かしらの根拠を持ってエントリーし、思い通りに動いていないにも関わらず、 「あの時損切りせずに大丈夫であったから、今回も大丈夫だろう。」 「エントリーする際はみていなかったが、このテクニカルが自分にとっていい条件を示している。」 などのような状態から、判断を保留し、痛い目を見たことがある人は少なくないでしょう。さらに、「やっぱり損切りを行わなければよかった」と思うことも、永遠にあると思います。

損切はある意味「自分が間違っていたことを認める」ことであり、認めることは簡単ではありません。さらに人間には、「プロスペクト理論」「ギャンブラーの誤謬」「スネークバイト」など、 「人間に本来からトレードにとっては不利となるような本能」 が備わってしまっています。著名投資家のジェシー・リバモアは、「相場に勝つ必要はない、勝つべき相手は自分自身」という名言にもあるように、投資で利益を上げるには、自分自身の感情そのものをコントロールしなければなりません。

しかし、システムトレードであれば、「完全にルールのみに沿って売買する」ため、そこに感情はありません。あるのは、「そのシステムでの運用を続けるかどうか」だけです。 「感情」という相場の世界にいる大きな敵と戦わなくてすむことが、システムトレードの大きなメリットの1つです。

②時間を取られずに売買することができる

専用のツールなどを使用したシステムトレードであれば、 そのツールが自動で売買を行うため、時間を相場に使う必要がありません。 簡単に言うと、「ルールさえ設定しておけば、機械任せで放っておけばいい」のです。寄引トレードのような、特定の時間に取引を行うシステムであっても、その時間さえ運用することができれば、大きな時間は取られることはありません。さらに、各銘柄や世界情勢の分析も、そのシステムトレードの売買結果そのものには関係ありません。(分析は行ったほうがいいのは町がありませんが)

投資をするうえで、取引の判断や分析にかかる時間が少なくていいことも、システムトレードのメリットと考えられるのです。

③「相場観」が事実上必要ではなく、初心者でも利益を上げられる可能性が高い

相場においては、「知識「経験」「感覚」が必要になることがあることは間違いありません。そして 「いくらやっても勝てない」 投資家がいることもまた事実です。 システムトレードは、「ルールを順守する」ことによって、「トレードスキルの差」を埋めることができます。 必要な資金と、注文方法などの、運用をするために最低限必要な知識さえあれば、初めて投資を行う人でも、利益を上げることが可能と言えます。

しかし、 売買そのものはルールに従うだけであっても、「システムトレードを続けること」は実は非常に難しいものです。 詳しくは下記で説明しますが、初めてシステムトレードを行う際に、「ルール通りに行うだけだろ」と甘くみず、システムトレード経験者と相談して運用を行うことをお勧めします。

④「プロの思考」を学ぶことができることも可能

テクニカル分析

システムトレードにおいては、「取引ルールを提供してもらい、それ通りに売買を行うシステム」こともあります。 俗にいう「情報商材」です。怪しむ人も多く、情報商材にはかなりきな臭い噂が回っているものも多いため、あくまで「本当に有能なシステム」に限った話ですが、このタイプのシステムのルールを分析することによって、「相場で利益を上げる人が、どのような思考で取引を行っているのか」を学ぶことができます。

⑤「利益にできるチャンス」を逃さない

システムトレードのメリットとして、「チャンスを逃さない」 ということがあります。自動売買であれば、 「相場を見ていない際のチャンスを逃す」 ことはありません。さらに、「これは普段ではそのように売買しない」というタイミングも、ルールに忠実に従えば売買を行います。つまりシステムトレードは、「自分自身では本体得ることができなかったチャンス」も売買タイミングとできるのです。

⑥自分の「運用手法」としてそのまま追加することができる

システムトレードのメリットがあるのは、「自分で取引をして利益を上げる時間やスキルがない人」だけではありません。 システムトレードは「すでに自分自身の裁量トレードで利益を上げている人」「システムトレードで運用を行っている人」にも大きなメリットがあります。 自己裁量の取引で利益をあげている人は、「自分なりの取引基準」が必ず存在します。それを新たなものを発見することは簡単ではありません。しかし、システムトレードは、「ルールを知り、それを新たに行うだけ」です。新たな取引を生み出すたくさんの努力や経験は必要ありません。

さらに、すでにシステムトレードでの売買を行っている人も資金さえあれば「新たなシステムトレードを組み込む」ことも簡単です。システムトレードは「中長期的に運用を繰り返し、結果的に利益となるもの」である以上、週間や月間で損失となることは存在します。しかし、複数のシステムトレードを同時進行で行っていれば、「このシステムが負け越したが、このシステムで取り返した」というような、 「システムトレードのポートフォリオ」 を組むことも可能になるのです。

☝システムトレードのデメリット

もちろん、システムトレードは、いいことばかりではありません。システムトレードで利益をあげるうえでも、システムトレードのデメリットや注意点、その対策方法を解説していきます。

①今後もそのようになることを保証するものではない。

システムトレードは、「そのルールで行えば、このような結果になった」という形で紹介されています。
悪く言えば、「統計上過去においては成り立った」というだけで、 これからもそうなる保証があるわけではない のです。

このデメリットの対策としては、「様々な相場で利益を上げることができるシステムトレードを選ぶ」という方法があります。
相場は急激な上げ相場や、緩やかな下げ相場、大小あるボックス相場など、相場には様々なパターン、歴史があります。システムそのものが優秀なのではなく、「ただそのルールが一定の相場で成り立っただけ」かもしれないのです。

様々な相場になろうと、安定して利益が取れるような 「長い期間統計がとられており、安定した結果を出しているもの」を 選ぶといいでしょう。

②システムトレードのルールに従い続けることが非常に難しい

システムトレードは確かに「売買のタイミング」では感情は必要ありません。しかし 「そのシステムによる売買を続けるかどうか」の判断をし続けることになります。 おそらくこれがシステムトレード最大の難関です。

確かに、システムトレードは売買の際に感情は必要ありませんが、「システムトレードそのものを辞める・続ける」という判断はし続けることになります。どんなに優位性が高い素晴らしいシステムだとしても、連続して損失となること、大きく負けること、週間や月間で負け越すことは存在します。そのシステムの過去の実績をみるだけでは気にならないことも多いですが、実際に自分自身でそのシステムで運用を行い連続で損失を出すと、そのシステムが信じられなくなります。そうなると「システムトレードはやめたほうがいいのでは」と考えてきてしまいます。システムトレードは「中長期的に運用を繰り返して利益となるもの」です。しかし、上記のように、「あくまで過去の相場の統計上」であるため今後の利益は保障されているわけでもありません。

下記で説明する「ドローダウン」を考慮し、損失を前提とした計画を立てることはもちろん、すでにシステムトレードを実践している人からアドバイスを受けつつ、運用するといいでしょう。

③急激な変動や、過去にない相場に通用しない可能性がある

暴落の図解

システムトレードはたいてい、「過去の相場の動きから利益となっている取引」のため、統計上ほとんど存在しないような、今までいなかったに遭遇すると、そのシステムが通用するとは限りません。そのため、「今までになかった相場」では、大きな損失を出してしまう可能性があります。

④専門知識は必要ないわけではない

「初心者でも、誰でも、勝てる」というような、システムトレードの広告を目にすることはありますが、相場の世界はそんなに甘いものではありません。 よく言えば、指示に従うだけですが、ルールを順守するためにも、多少の専門知識はあったほうがいいでしょう。何より、初めて運用を行う人が、 「連続して損失を出してしまった場合、そのメンタルコントロールをいきなり行うのは容易ではありません。

システムトレードを選ぶために

システムトレードの広告では、「ずっと低迷が続いている日本でも、大きな利益を上げることができている」などと謳っているものも多いです。たしかに優秀なシステムトレードも多く出回っていますが、その特性を しっかりと理解しないと、せっかくのシステムを使いこなせなかったり、そこまで価値のないシステムを選ぶことになってしまいます。 ここでは、システムトレードの選び方や運用するうえでの注意点を開設します。

☝短期的な目線でなく、長期的な目線で判断する

上昇

システムトレードのほとんどは、このルールを長く継続的に運用することで、利益となることを前提として作られています。始めた時期によっては、数日間や数週間、場合によっては月間で負け越すことなどいくらでもあります。そのような短期的な結果に左右されずに、中長期的な目線で取引を行う必要があります。負けが続いたりすると、「システムは買いサインだけど、自分は上がると思う、、」というような状態が間違いなく出てきます。 しかし、システムトレードでは、「何が何でもシステムに従う」ということが重要です。いかなる場合だろうと、売買ルールをつづけた結果が、システムトレードの強みです。

中長期的な目線は前提に、 「ここまではこのルールで運用は続ける」などを決めておくことがよいでしょう。

☝システムトレードで「勝率」はすべてではない。

様々なシステムトレードを見るうえで、「勝率」の高さを売りにするものがあります。確かに「勝率90%」とみれば、相当優秀なシステムトレードに思えるでしょう。しかし、 投資の世界において大事なことは「勝率ではなく、最終的な売買結果」です。 システムトレードに必要なテクニカル分析 仮に勝率が90%を超えていても、利益と損失の割合もしっかりとみていく必要があります。

例えば100円の利益を9回連続で積み重ねたとしても、2000円の損失1回で、利益を相殺してしまえば意味がありません。
また、勝率が50%を下回っていても、損切は小さく利益が大きいのであれば、「損小利大」のシステムともいえます。「勝率はいいももの、一度の損切で大きな損失を被ってしまう」ようなシステムが一概に悪いものというわけではありませんが、しっかりと取引実績と合わせてみるようにしましょう。単純な勝率に加え、「リスクリワード」も意識して考えてみてみるといいでしょう。

☝「ドローダウン」に気を付ける

「ドローダウン」とは、最大資産からの下落率のことです。 システムトレードを継続的に行えば、損失が連日続くことはことは多くあります。そのような中で「過去にどのくらい負けたことがあるか」を示しています。

特に、 「最大ドローダウン」が非常に重要です。 最大ドローダウンは、過去のバックテストの中で、「最も大きい下落率」のことを示しています。つまり、最大ドローダウンが50%であれば、「過去にそのシステムを使用して、資産が半分まで下がったことがある」ことを意味しています。言い換えれば、最大ドローダウンが20%であれば、いつ始めても、過去に資産が最も減ったタイミングは20%まで下落したことがある、言い換えれば統計上はそれ以上は減らないと考えることができます。

あくまでシステムトレードは「運用の選択肢」の1つであり、過度な期待はしない

ここまで「システムトレード」についてみていました。たしかに世の中には、優れたシステムトレードも多く存在しますが、使い方を間違えると、せっかくのシステムを生かすことができなかったり、下手な損失を大きくさせてしまします。また、あくまでシステムは「過去において利益となった売買」にすぎません。これから通用しなくなることもあるため、基礎的な知識が必要なことはもちろん、過度に期待して売買はしてはいけません。あくまで、「運用手法の1つ」として、システムトレードを考慮してみてもいいでしょう。

シンプルな分析

menu

【SBI FXTRADE及び積立FX(店頭外国為替証拠金取引)】
店頭外国為替証拠金取引は、取引金額(約定代金)に対して少額の取引必要証拠金をもとに取引を行うため、取引必要証拠金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。外貨での出金はできません。経済指標の結果によっては価格が急激に変動し、思わぬ損失が生ずるおそれがあります。また、その損失の額が預託した証拠金の額を上回ることもあります。取引価格、スワップポイント等は提供するサービスによって異なり、市場・金利情勢の変化等により変動しますので、将来にわたり保証されるものではありません。取引価格は、買値と売値に差があります。決済方法は反対売買による差金決済となります。店頭外国為替証拠金取引にあたっては必要な証拠金の額は提供するサービス及び取引通貨ペアごとに異なり、取引価格に応じた取引額に対して一定の証拠金率(「SBI FXTRADE」個人のお客様:4%(レバレッジ25倍)、ただし、ロシアルーブル/円およびブラジルレアル/円は10%(レバレッジ10倍)、法人のお客様:一般社団法人金融先物取引業協会が毎週発表する通貨ペアごとの為替リスク想定比率*(通貨ペアごとにそれぞれレバレッジが異なります)、「積立FX」個人および法人のお客様:100%(レバレッジ1倍)、50%(レバレッジ2倍)、33.334%(レバレッジ3倍))の証拠金が必要となります。
*為替リスク想定比率は、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。
【オプションFX(店頭通貨オプション取引)】
店頭通貨オプション取引は店頭外国為替証拠金取引の通貨を原資産とし、原資産の値動きやその変動率に対する予測を誤った場合等に損失が発生します。また、オプションの価値は時間の経過により減少します。当社が提示するオプションの取引価格は、買値と売値に差があります。当社の提供する店頭通貨オプション取引の決済方法は反対売買による清算となり、また、NDO(ノンデリバラブル・オプション)であるため権利行使日に権利行使価格と実勢価格による反対売買を行います。
【暗号資産CFD(店頭暗号資産証拠金取引)】
店頭暗号資産証拠金取引は、取引金額(約定代金)に対して少額の取引必要証拠金をもとに取引を行うため、取引必要証拠金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。暗号資産の価格の変動によって思わぬ損失が生ずるおそれがあり、その損失の額が預託した証拠金の額を上回ることもあります。当社の取り扱う暗号資産は、本邦通貨または外国通貨ではありません。また、特定の国家または特定の者によりその価値が保証されているものではなく、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済のために使用することができます。取引価格は、買値と売値に差(スプレッド)があります。スプレッドは暗号資産の価格の急変時や流動性の低下時には拡大することがあり、お客様の意図した取引が行えない可能性があります。決済方法は反対売買による差金決済となります。暗号資産の現物でのお預かり、お受取りはできません。店頭暗号資産証拠金取引を行う上で必要な証拠金の額は取り扱う暗号資産ごとに異なり、取引価格に応じた取引額に対して一定の証拠金率(個人のお客様:50%(レバレッジ2倍)、法人のお客様:一般社団法人日本暗号資産取引業協会が毎週発表する暗号資産ごとの暗号資産リスク想定比率*(暗号資産ごとにそれぞれレバレッジが異なります))の証拠金が必要となります。証拠金の詳細については、当社ホームページでご確認ください。取引にあたり手数料が発生することがあります。手数料の詳細については、当社ホームページでご確認ください。
*暗号資産リスク想定比率は、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第51項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。
【共通】
店頭暗号資産証拠金取引を除くその他のサービスは、原則、口座開設・維持費および取引手数料は無料です。ただし、当社が提供するその他の付随サービスをご利用いただく場合は、この限りではありません。また、元本及び利益が保証されるものではありません。決済方法は反対売買による差金決済又は清算となります。お取引を始めるに際しては、「契約締結前交付書面」、「取引約款」等をよくお読みのうえ、取引内容や仕組み、リスク等を十分にご理解いただき、ご自身の判断にてお取引くださるようお願いいたします。

SBI FXトレード株式会社(金融商品取引業者)
関東財務局長(金商)第2635号
加入協会:一般社団法人 金融先物取引業協会
一般社団法人 日本暗号資産取引業協会

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる